自販機は、個々のコミュニケーションを生むだけでなく、非常時の不安を和らげてくれるものでもあり、多様な有益に繋がります。

わたしが働いている職場には缶の自販機が2台とカップで出てくる自販機が2台、設置されています。
各地に支店がある会社の本部になっているので、会議やセミナーを多く開催していて人が集まる機会が多々あり、会議が終わったあとの自販機は売り切れが続出するほどです。
会社の周囲、少なくとも歩いて行ける範囲にコンビニやお店がないため、自販機があることで大変助かっています。
自販機は玄関の近くに設置され、外部の業者が待ち合いに使っているスペースにも接しています。
自販機に飲み物を買いにきた社員が、顔見知りの業者に声をかけられて雑談していることもよくあります。
業者との和やかな付き合いにも、自販機の存在は大きく関わっています。また、自販機は非常時にも大変助かりました。
地震で全県が停電になり、明かりがなかったときも、非常電源に接続された自販機だけは煌々と光っていて、温かい飲み物を買うことができたんです。

あのとき、自宅に帰ることができなかった人たちにとっては、寒さと不安を和らげてくれる存在でした。
自販機は季節によってホットの割合が変わるので、その変化で季節を感じることもあります。早くホット商品が入らないかなと、同僚と話のネタにすることもしばしばです。(女性・30代・会社員)