自販機の前では、部署の違いや階級も関係なく、フレンドリーに話すことができます。

わたしが働いている職場には、電子マネーで購入できる自販機があります。
一番最初、設置されたときは、買い方が分からず恥ずかしい思いをしました。
現金で購入する場合は、先にお金を入れてから商品ボタンを押しますが、電子マネーでは先に商品ボタンを押してから電子マネーカードをかざすんです。
それを知らずに、じっと自販機を見ていたら、課長に笑われてしまいました。
そして買い方を教えてもらったのですが、正直、普段は無愛想で怖かった課長がこんなに親切に教えてくれたことが意外でした。

職場に設置された自販機の前では、部署も階級も関係なく、話をすることができます。

「これが美味しい」
とか

「何、買ったの。次はわたしも買ってみよう」

とか、仕事とは関係のないところだからこそ、気軽に会話ができるんです。
年配の社員が意外と甘い飲み物を選んでいるとか、この人はブラックコーヒーしか飲まないなど、好みも把握することができます。

また、自分の体調を知る上でも、自販機での飲み物選びは役立っていると思います。
甘いものを無意識で選んでいたら、疲れているんだなと思いますし、ブラックコーヒーの飲み過ぎだなと感じたらカフェラテを選ぶなど、体調によって飲みたいものが変わるので自己管理の参考にしています。(女性・30代・会社員)