自販機が好きな人とのコミュニケーションのきっかけになりました

学生時代、アルバイト先に自販機が一台置いてありました。
当時の私は一人暮らしをしていたので削れるお金はなるべく削ろうという思いからあまり使う機会はなく、どんなに喉が渇いていても少し歩いて近所のドラッグストアまで行っていました。

しかし、同僚への片想いが始まってからは使う頻度が急増しました。
バイトが終わると急いで自販機まで行って彼への差し入れを買って渡したり、時にはバイトが終わった後に自販機の前でジュースを飲みながら２人でお喋りしたり…。
奥手な性格なので、気軽に渡せるような飲み物がすぐに買える自販機は私にとっていいコミュニケーションのきっかけになってくれました。
また、
「コーヒー飲める？」
とか
「何のジュースが好き？」
など、自販機や飲み物に絡めた話をすることも結構あって話題作りにも困らなかったです。
彼お気に入りのジュースを一口貰ったりもして、楽しい時間を過ごしていました。
そして、そんなことが続いていくうちにいつしか彼との距離も自然と縮まっていました。
もしアルバイト先に自販機が無かったら、コミュニケーションの糸口も上手く掴めないまま終わっていたかもしれません…。
ただ便利なだけじゃなくて、そういった交流のきっかけになるっていうのは有難いなと思います。
好きな人との距離を縮めてくれた自販機には感謝しています。(女性・20代・パート・アルバイト)